英語耳が終わり、次に単語耳 Lv.1をやってみました。結果、期待以上の効果が！
単語耳とは？
「英語耳」の実践編として英単語1000語が収録された本。英語耳で習得した発音固めをしながら、頻出1000語を練習できる教材です。
勉強期間はどれくらい？
本では、単語の音読を合計100回、毎日30分~40分の練習で約5ヶ月かかるとあります。
そこで、付録のCD2枚の時間を計ってみました。単語の並び順によって3パターン、それぞれ著者の推奨回数を掛けて計算してみます。
- 発音バイエル(子音+母音+R)：約70分x 60回=4200分(70時間)
- アルファベット順：約35分 x 20回=700分(12時間)
- JACET番号順: 約20分x 20回分=400分(6時間半) 合計88時間
毎日1時間やっても3か月・・・。単語1000語に3か月・・・。はい、もう挫折しそうですよね。
発音は口の筋肉のトレーニングでもあり、この推奨通りにやるのが正解なのだと思います。ただ私がやってみた所、単語自体は簡単で知っている単語ばかり、英語耳でトレーニング済みという事もあってか、各10回、合計30回もやれば、音を聞いてすぐに単語が浮かび発音できるようになりました。特に②③は各30分程度なので、毎朝支度をしながら音を聞いて、リピート発音していました。聞いて分からない単語がなくなるまで、大体30回、期間にして1か月で終了しました。筋トレ自体は今後どの教材でもやっていくことになるので、この本自体は完了としました。
その効果は？
単語がクリアに聞こえる！
この「英語耳」「単語耳」が終わった頃、海外出張に1週間ほど行くことになりました。その前に行った出張では、何を言っているのか全く聞き取れず、ただただ、配られた資料とプレゼンの文字を見る、作業を見るのが精一杯でした。ただ、今回の出張で驚いたのは、文章は聞き取れないのですが、単語だけはクリアに聞こえて頭の中に入ってくるのです。これにはびっくりしました。社会人になって英語の勉強を再開し、初めて得られた大きな効果でした。
外国人に通じた！
自分の言った単語が外人に伝わるようになりました。日本人の同僚が言っても伝わらなかった単語を私が代わりに言うと伝わるという事が何度もありました。まだまだ決して上手な発音ではなかったと思いますが、例えば同じ’ア’でも「æ」なのか「ɑː」なのか、どちらを言おうとしているのか相手に分かったのでしょう。
単語耳の続編(Lv2~4)
最初のLv1は、殆ど知っている基礎単語だったので、発音に集中して飽きずに完了できました。しかし、続編で難しい単語が出てくると、完全に単語帳と化しました。しかも、文章がないため単語だけで記憶する必要があり、苦しみました。ここまでくると、自分の覚えやすい音声付きの単語帳を買った方が良いかもしれません。
まとめ
- 1か月程度で、基礎単語の音が身に付いた
- リスニングでの効果が感じられた
- 単語帳として使うと飽きる
「英語の単語すら聞き取れない」、「英語が呪文のように聞こえる」という初級者の方には是非試して欲しい教材です。この本が終わった時に、びっくりする程の効果を感じられると思います。
単語耳レベル１の後に、レベル２~４も発売されています。レベル2までは基礎単語(2千語)なのでおススメしますが、レベル３～４は手ごわい！単語と音だけでは暗記の限界がくるかもしれません。われぞという方はぜひチャレンジしてみてください。
